1万円以下でサックスの音色が楽しめる?!サックス吹きがポケットサックスを実際に買ってみた【Xaphoon】

ポケットサックスという楽器をご存知でしょうか。

別名ザフーンやバンブーサックス、ミニサックスなど様々な名称で親しまれています。

いちおう「サックス」という名前が使われてるし、以前から気になっていたのですが、8000円くらいで購入できて安いし試しに買ってみたので紹介します。

かんたんさ        ★★★★☆

練習場所の確保しやすさ  ★★★☆☆

持ち運び         ★★★★★

楽器本体の値段      8000円〜

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ポケットサックスってなに?

ハワイのマウイ島で生まれた竹に穴を開けたシンプルな構造の楽器、ザフーン。ザフーンは別名バンブーサックスともいわれます。

そのザフーンを大量生産できるABS樹脂で作ったものがポケットサックスです。

ポケットサックスの魅力

サックスとクラリネットの中間のような独特の音色

ポケットサックスは1万円以下で買えちゃう楽器。

それでもサウンドは本格的ですし、音量もしっかりと出ます。

たとえるなら、サックスやクラリネットのような…といいましょうか。

表現力豊かに十分楽しく吹ける楽器です。

楽器が安い!

サックスやクラリネットだと、最低でも10万円は出さないときちんとした楽器を買うことはできません。

これらの楽器は素材にコストがかかりますし、構造が複雑で熟練の職人技が必要なため、どうしても値段が高くなってしまいます。

しかし、初心者用のポケットサックスは大変シンプルな構造のため、1万円以下で購入することができます。

ポケットサックスに限っては、格安の楽器だからといって壊れやすいとか、変な癖がつきやすいというわけではありません。

ポケットサックスの構造は大雑把に行ってしまえば「プラスチックの筒に穴を開けただけ」。

だから素材にコストはかからないですし、機械で大量生産できるので、値段も安いんですね。

音が出やすく、指使いがリコーダーとほぼ一緒

ポケットサックスは小さな楽器のため、肺活量もさほど必要はなく、柔らかいリードを使用すれば初心者でも簡単に音を鳴らすことができます。

指使いもリコーダーとほぼ一緒でとてもシンプルなため、覚えやすいです。

楽器が丈夫でケアもかんたん

クラリネットやオーボエなど木製の楽器はとてもデリケート。急激な温度差で楽器が割れてしまうこともあるので楽器の管理には気を使います。

サックスやフルートなども複雑なキーの構造のため、定期的に楽器屋さんに調整に出す必要があり、コストもかかります。

しかし、ポケットサックスは「プラスティックの筒」。頑丈なのでちょっとやそっとで割れたりしないですし、複雑なパーツはないので楽器屋さんに調整に出す必要もありません。

プラスティック製なので汚れが気になったら丸洗いも可能です。木管楽器奏者としては夢のような楽器ですね 笑

安い楽器なので最悪壊れてしまったり調子が悪くなってしまったら買い換えればいいんです 笑

ちょっと雑に扱ってもOKで手入れも簡単なのでちょっと吹きたい時に最適の楽器です。

いつでもどこでも!持ち運びが楽

ポケットサックスの大きさはリコーダー程度。

カバンにさっと入れて、好きな場所で好きな時に演奏ができるのが魅力。

プラスティック製の頑丈な楽器なので多少雑に扱っても壊れないから気楽に持ち運びできるのが嬉しいですね。

ポケットサックスの大変なところ

ポケットサックスを練習してもサックスは上手にならない

ポケットサックスという楽器は名前に「サックス」と付いていますが、サックスとポケットサックスは全く別の楽器です。

指使いは多少似ていますが、音階、穴を抑える方法や、息の入れ方、さらには楽器の咥え方も大きく異なります。

なので、いつかサックスを始めたいからポケットサックスで練習してみよう、というのはオススメできません。

むしろ、初心者にとっては、ポケットサックスで練習することで、サックスを吹く際に変な癖をつけてしまう可能性があります。

なのでサックスを始めたい方は、ポケットサックスではなく、最初からサックスを購入することをおすすめします。

音程が不安定で音域もやや狭い

ポケットサックスの欠点は音程が不安定なこと。

「ド」の指使いをしても正確な「ド」の音が出ないのです。

他の管楽器は「替え指」という別の指使いをすることなどで音程を調節しやすくできるのですが、ポケットサックスに限ってはシンプルな構造のため、他の管楽器に比べて音程の調節が難しいのです。

また、ポケットサックスに出せる音は、サックスやクラリネットに比べると狭いので、演奏できる曲が限られてしまうというデメリットもあります。

マイナーな楽器なので教本やポケットサックス教室が見つかりにくい

ポケットサックスはフルートやバイオリンに比べるとまだまだマイナーな楽器なのでポケットサックス教室を探すのは難しいです。

また、教本やポケットサックス専用の楽譜も大変見つかりにくいです。

ただ、ポケットサックス専用の楽譜を用いなくても大体の曲は吹くことができますし、さほどむずかしい楽器でもないので、独学でも十分上達可能です。

音が大きいので住宅事情によっては自宅での練習が難しい

ポケットサックスはコンパクトでシンプルな構造とは裏腹に音量が大きい楽器。

マイナーな楽器ゆえに、ポケットサックス専用の消音器もないため、住宅事情によっては自宅で練習するのは音の問題で難しいと言えます。

とはいえコンパクトな楽器なので、外で練習したり、専用のスタジオやカラオケボックス、車の中など、練習場所を確保することは難しくありません。

活躍の場が限られる

音色はサックスやクラリネットに似ていてかっこいいものの、ポケットサックスはまだまだ新しい楽器のため、吹奏楽やオーケストラ、ビックバンドには登場しません。

音程が不安定な楽器のため、ポケットサックス同士のアンサンブルも向きません。

ポケットサックスは基本的に一人で吹く楽器と考えてください。

集団でみんなで合奏して吹きたい!という方はサックスやトランペットなど他の楽器を検討しましょう。

仲間と吹きたい!という方はドラムやギターなどと一緒にセッションすることはできます。

ポケットサックスに必要なものとコスト

ポケットサックス本体(8000円程度)

初心者にオススメなのはプラスティック製のポケットサックス。

え、プラスティック….?って思うかもしれませんが、大量生産のプラスティック製だからこそ、個体差がなく、どれも均一のクオリティーなので、初心者がハズレをつかむことがないのです。

竹でできたものも独特の音がして素敵なのですが、手作りのため個体差があるのが難点です。

また、ポケットサックスは単純な構造なので、1万円以下の安い大量生産モデルでも十分楽器として使えるんですよ。

私が実際に購入したモデルはこちらです。

最初からバンバン気持ちよく音がなりますよ!笑

テナーサックス用のリード(400円〜)

ポケットサックスはサックスやクラリネットと同様に、リードという葦でできた板の振動により、音を奏でます。

このリードは消耗品です。葦でできたものは1枚あたり400円〜です。

ポケットサックスは、テナーサックス用のリードを使います。

ポケットサックス初心者にいちばん使われている定番のオススメのリードは

レジェール テナーサックス用 樹脂製 スタジオカット、硬さは1-1/2。

リードは基本的には葦で作られますが、ポケットサックス初心者の方にはあえてレジェールの樹脂製のリードがオススメですし、ポケットサックス奏者の間では定番になっています。

葦でできたリードに比べると樹脂製のリードは1枚あたりの値段が数倍高いのですが、葦製のリードにくらべるとずっと長持ちですし、管理も楽。

葦製のリードのように個体差やハズレがないので選定の必要もありません。

ポケットサックスは気軽に吹いて楽しめる楽器なので、扱いが簡単な樹脂製のリードが気軽に使えてぴったりです。

また、リードの硬さは初心者であれば「1-1/2」をオススメします。

サックス奏者からするとリードの硬さは「3」とか「4」が当たり前なので、「1-1/2」は柔らかすぎ!?!!と感じるかもしれませんが、ポケットサックスはこれくらい柔らかいものが吹きやすいように思います。

ただ、レジェールの「1-1/2」の硬さのリードは、通常の楽器屋さんには置いていないので、ネットで購入する必要があります。

サックス吹きがポケットサックスを吹いてみた感想

私がメインで使っている楽器はサックスですが、コンパクトで手軽に買える値段であるポケットサックスに以前から興味があり、遊び感覚で買ってみました。

音は簡単に出ます。ただ、ポケットサックスを購入した際に付属するリードは初心者にとっては硬すぎて、音が出しにくいかもしれません。

たぶんサックスやクラリネットなどのリードを使う楽器の経験者ならなんてことなく簡単に音を出せますし、初心者でも柔らかいリードに変更すればすぐに音は鳴らせると思います。

また、アンブシュア(口でくわえる)はサックスと大きく異なります。ポケットサックスは結構 深めです。

ある程度サックスを吹ける方なら問題ありませんが、サックス初心者の場合、ポケットサックスとサックスを同時に練習してしまうと、吹き方に変な癖についてしまうと思います。

また、サックスはキーを押すだけでホールが閉じて音を奏でることができますが、ポケットサックスは自分で穴をしっかり抑える必要があります。

早いメロディーを演奏する場合は、ポケットサックスのほうが指使いが難しいです。

音量は十分出て、結構かっこいいフレーズもかっこよく決まります。

サックスだと思ってぶいぶいサックスのような吹き方をするとけっこうそれっぽく決まりますね。

ただ音程を取るのがサックスよりもずっと難しいので、(ポケットサックスは替え指が効かないので主に口を締めたり緩めたりして音程を調節しなければならない)合奏とかには向かないかな…といった印象です。

ただ、サックスみたいにいちいち組み立てたり、吹いた後にケアをしなくていいので、気軽に吹ける点では買ってよかったかな、とおもいます。

あくまで一人遊び用のおもちゃとして現在楽しんでます 笑

さあ、ポケットサックスを始めよう!

1万円以下で買うことができる割には結構遊べる楽器です。

なにか楽器を始めたいけど楽器は高いから…と躊躇している方、安いのに本格的なサウンドが楽しめ、表現力も豊かなポケットサックスは、コストパフォーマンス抜群の楽器だと思います。

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